知見 「らしさ」という、曖昧なブランド価値の正体をつかむ どのような業界の、どのような会社でもいい。そこで語られている「私たちらしさ」という言葉は、どれほどの解像度で理解され、共有されているだろうか。 ブランディング
知見 ブランドは「費用」ではなく「投資」である いまや上場企業の価値の大半は、工場でも在庫でもなく、ブランドや知財といった無形資産が占めている。にもかかわらず、その無形資産への中心的な投資である「ブランド」だけが、多くの企業で予実管理の外側に置かれたままだ。 ブランディング 経営
知見 ブランドの「型」を意思決定する 複数事業を持つ企業が、ある時点で必ず直面する問いがある。「事業ブランドをどう束ねるか?」。これはデザインの話ではない。リソース配分・認知資産の使い方・将来の事業展開を左右する、経営の意思決定だ。 この問いに答える枠組みとして、ブランドアーキテクチャ(brand architecture:企業が保有するブランド群の構造設計)がある。David A. Aaker と Erich Joachimsthaler が著書『Brand Leadership』(2000年)で提唱した「ブランド・リレーションシップ・スペクトラム」は、企業ブランドと個別ブランドの関係性を4つの類型に整理した。本稿はその類型を軸に、各型のトレードオフを論じる。 ブランディング
知見 「同じ時間学んでいるのに、差が開く人」は何が違うのか 「あの人はなぜ、初めての領域でもすぐに筋のいい打ち手を出せるのか?」経営をしていると、社内外問わずこういう人に何度も出会う。担当外の議論に入ってきて、本質を一発で射抜く。一方で、長くやっているのに毎回ゼロから考え直しているように見える人もいる。才能の差、で片づけてしまいそうになる。でも最近、これは才能というより学び方の構造の差ではないか、と考えるようになった。もっと言えば、学びには「単利」と「複利」がある。そして多くの人と組織は、知らないうちに単利の側に立っているのではないか?と。 経営
知見 ブランドアーキタイプは疑似科学か マーガレット・マークとキャロル・S・ピアソンが2001年に提唱した「12のブランドアーキタイプ」は、世界中のブランド戦略の現場で20年以上使われてきた。だが2026年に向け、その理論的土台に「疑似科学」という批判が向けられている。問われているのは、人格を語ることがブランドの差別化につながるのか、という一点だ。 ブランディング
知見 ブランドカテゴリーの引っ越し 2026年5月、フランスのBonduelleが新ブランド「Let Good Win」を発表した。缶詰と冷凍野菜の老舗が、自らを「植物性食品のブランド」と名乗り直す。日本のカゴメが「トマトの会社」をやめると宣言したのと、同じ構造の決断だ。これはロゴの刷新ではない。「何屋か」の書き換えである。 ブランディング