知見 パーパスをブランド成長に接続するためのアイデア 前回の記事では、パーパスの功罪が「誰の前で語るか」によって分かれるというお話をしました。今回はこの問題提起に対して、もうひとつ別の仮説を考えてみたいと思っています。「いつ語るか」というものです。 ブランドディレクター
知見 パーパスに無関心な消費者たち 2026年、「パーパスは経営の新常識」という言説が広がっている。だが3月に公開された消費者調査は、その前提を裏返す。最大派閥はパーパスを歓迎する層ではなく、それを脅威とみなし抵抗する層だった。 「ブランドは社会的意義を語るべきだ」。この主張は、もはや疑われることのない前提になりつつある。Rebecca Dolanの研究は、その前提に正面から問いを突きつけた。誰がそのパーパスを、本当に気にしているのか。 ブランディング 経営
知見 作り直さないリブランディング 2026年6月5日、IPAがロゴと英語名を刷新した。だが日本語の正式名称も、3文字の略称も変えていない。残した器に、別の意味を注ぎ直す。それもリブランドの作法のひとつだ。 ブランディング
知見 「らしさ」という、曖昧なブランド価値の正体をつかむ どのような業界の、どのような会社でもかまいません。そこで語られている「私たちらしさ」という言葉は、いったいどれほどの解像度で理解され、共有されているでしょうか。 ブランディング
知見 ブランドは「費用」ではなく「投資」である いまや上場企業の価値の大半は、工場でも在庫でもなく、ブランドや知財といった無形資産が占めている。にもかかわらず、その無形資産への中心的な投資である「ブランド」だけが、多くの企業で予実管理の外側に置かれたままだ。 ブランディング 経営
知見 ブランドの「型」を意思決定する 複数事業を持つ企業が、ある時点で必ず直面する問いがある。「事業ブランドをどう束ねるか?」。これはデザインの話ではない。リソース配分・認知資産の使い方・将来の事業展開を左右する、経営の意思決定だ。 この問いに答える枠組みとして、ブランドアーキテクチャ(brand architecture:企業が保有するブランド群の構造設計)がある。David A. Aaker と Erich Joachimsthaler が著書『Brand Leadership』(2000年)で提唱した「ブランド・リレーションシップ・スペクトラム」は、企業ブランドと個別ブランドの関係性を4つの類型に整理した。本稿はその類型を軸に、各型のトレードオフを論じる。 ブランディング