
キャリア採用向けカルチャーブック制作
概要
ロート製薬のキャリア採用面接で活用するカルチャーブック・カードを企画・制作しました。面接の場で互いの価値観をより解像度高く理解し、対話するためのツールとして設計しています。テーマは「ロートカルチャーの2面性(表と裏)」。総勢20名以上への取材を実施し、コンセプト設計からコンテンツ制作・デザインまでを一貫して担いました。当初はキャリア採用面接での使用を想定していましたが、その後社内向けコンテンツとしても展開。全拠点約2,000名の社員へ配布され、創業記念式典でのディスカッションにも活用されました。
- コンセプト設計
- コンテンツ企画・構成設計
- 取材・ライティング(社員20名以上)
- デザイン・装丁設計
- 全社展開版へのアップデート


課題
ロート製薬とは採用サイト制作からご一緒し、約2年にわたる関係の中でカルチャーへの理解を深めてきました。キャリア採用を強化する上で、求職者・企業の双方がより深くお互いの価値観を知り、選考を進めたいという思いがありました。ロートが大切にしている文化や想いを、表面的な言葉ではなく、内側まで踏み込んだ形で伝えるツールが必要とされていました。
コンセプト
「レントゲン」をモチーフに、表からは見えないものを可視化すること。採用の場で読むだけでなく、ページをめくりながら対話が生まれる体験設計を目指しました。ロート製薬の「誠実さ」と「情熱」が、まっすぐに伝わる一冊にすることをゴールとしました。

制作プロセス
ワークショップ
プロジェクトの起点となったのは、人事メンバーを中心に社員の皆さんと実施したワークショップです。本気で議題を出し合い、本音の言葉が飛び交うセッションを経て、ロートカルチャーの輪郭が浮かび上がりました。採用サイト制作から続く2年の関係があったからこそ、外部の制作会社ではなくほぼ社員のような目線でカルチャーを語り合えた場でもありました。

コンテンツ設計
全4カテゴリ・9トピックのすべてを、①オモテ事象 ②ウラ事象 ③インタビュー/アンケートコンテンツ ④ロートからのメッセージ、の6ページ構成に統一しました。取材からライティングまで一貫して担当し、実際に会ったロートの皆さんの温度感や想いを背負いながら、ロートを立体的に理解できることを大切に組み立てています。内容はカルチャーが濃縮され、かなり内側まで踏み込んだものになっています。
装丁・デザイン
オモテとウラが切り替わる体験を視覚だけでなく手触りでも感じられるよう、レントゲンフィルムを思わせる半透明のペーパーを採用しました。情報量の多い内容を、ページをめくりながら自然と理解できるよう、構成と素材を一体で設計しています。


成果
キャリア採用面接のツールとして生まれた一冊が、全国拠点を含む約2,000名への配布へと発展しました。評価・オンボーディングなど採用以外の場面での活用も予定されており、インナーブランディングのツールとしても機能し始めています。
ロートのリアルと熱量を体感できる一冊として、選考に進んだ候補者にとって必読のブックに仕上がっています。ロートとの2年にわたる関係の中で培ったカルチャーへの理解が、一冊の密度に結実したプロジェクトです。
Credits
All
- Creative Director / Art Director
- 小猿 啓太
- Brand Director
- 福田 悠斗
- Designer
- 福邉 美波
- Illustrator
- メリヤスミドリ (フリーランス)
- Photographer
- 砺波 周平 (フリーランス)
- Photograph Assistant
- 下川 草弥 (フリーランス)