
概要
バリュエンスグループは、「大切なことにフォーカスして生きる人を増やす」というミッションを掲げ、社員一人ひとりが自分らしいキャリアと人生を築くことを推奨してきました。しかし、事業領域と組織規模が急速に拡張する中で、その崇高な理念が実際の採用や評価といった具体的な現場においてどのように機能すべきかという「接続の論理」を再構築する必要がありました。本プロジェクトでは、企業理念の再整理を起点に、行動指針、評価制度の考え方、そして採用コミュニケーションまでを一気通貫で設計。単なる採用サイトの制作に留まらず、「この組織は何を信じ、どのような覚悟を持つ人と未来を共創したいのか」という経営の意志を、一つの体験として社会に提示することを主題としました。私たちはCEOをはじめとする経営層から現場社員まで、全レイヤーとの継続的な対話を積み上げ、採用コンセプトの策定から体験型コンテンツの実装までを統合的に支援しました。

背景
バリュエンスにおいて、理念やカルチャーは平易な言葉で共有されていたものの、採用の現場では「理念の中身が候補者にとって実感を伴う手触りとして伝わっていない」という課題が顕在化していました。仕事の華やかさだけでなく、プロフェッショナルとしての厳しさや誠実な覚悟を含めて正しく開示できなければ、真の意味でのカルチャーマッチは望めません。これは表層的な表現の問題ではなく、理念が「判断」「評価」「採用」という一連のサイクルの中でどのように機能しているかが可視化されていないという、構造的な課題でした。理念への共感を希求しながらも、その本質的な重みを候補者が対峙し得る場を構築することが、ブランドファームとしての私たちの使命でした。
目指した姿
本プロジェクトが目指したのは、バリュエンスを「就職先として魅力的に見せる」ことではありませんでした。自分は何を大切にして生きるのか。そのために、どのような選択と覚悟をこの組織で果たすのか。入社後に待ち受ける成長の喜びと同時に、直面するであろう困難をも透明性をもって提示し、候補者の真意を問う。その中核に据えたのが、「むきだしの自分を生きる」というコンセプトです。これは単なる採用コピーではなく、バリュエンスにおけるキャリア観の核心であり、候補者が自身の価値観と企業の意志を照らし合わせるための「判断の定規」として設計されました。



目指した姿
本プロジェクトが目指したのは、バリュエンスを「就職先として魅力的に見せる」ことではありませんでした。自分は何を大切にして生きるのか。そのために、どのような選択と覚悟をこの組織で果たすのか。入社後に待ち受ける成長の喜びと同時に、直面するであろう困難をも透明性をもって提示し、候補者の真意を問う。その中核に据えたのが、「むきだしの自分を生きる」というコンセプトです。これは単なる採用コピーではなく、バリュエンスにおけるキャリア観の核心であり、候補者が自身の価値観と企業の意志を照らし合わせるための「判断の定規」として設計されました。
支援内容
プロジェクトの始動にあたり、私たちは制作作業を先行させず、バリュエンスの根底に流れる「思想の地層」を掘り起こすことに注力しました。
経営理念を「行動指針・評価制度」へと垂直統合する
経営層との対話を通じて言語化した「信じる価値」を、ミドルマネジメント層とのワークショップを経て具体的な行動指針へと展開しました。現場でどのような振る舞いが賞賛され、評価や育成の場面でどう参照されるべきか。理念が「飾られた言葉」ではなく、日々の業務や評価の拠り所となるよう、組織のOSレベルでの再定義を行いました。

覚悟を問う採用コンセプト「むきだしの自分を生きる」の策定
「むきだしの自分を生きる」というコンセプトには、自己の可能性を信じ、変化し続ける人生を肯定するという意志を込めています。これは入社を過度に促す言葉ではなく、候補者に入社前に一度立ち止まり、自らの生き方を自問させるための「装置」です。採用メッセージの構造全体をこの軸で統合し、理念に真に共鳴する人材を惹きつける磁力を設計しました。

自己認識を促す「体験型コンテンツ」によるマッチングの高度化
採用サイトでは、理解を促すのではなく「自己認識」を促すことを重視。心理学理論に基づく「むきだし診断」を開発し、ユーザー自身の価値観を浮き彫りにする体験を実装しました。また、新卒社員が直面する現実を葛藤も含めて描く「最初の仕事」などのコンテンツを通じ、思想を実感を伴うストーリーへと翻訳。ビジュアル面では、個人のアイデンティティ(ミクロ)が組織を通じて社会へ伝播していく様を、WebGLを用いた動的な表現で具現化し、思想と実用性が高度に融合したデジタル体験へと仕上げました。





成果
理念・行動・採用が、一本の思考線で繋がった一貫性のあるメッセージへと整理されました。「バリュエンスらしさ」の本質を、単なる情報ではなく「体験」として受け取れる採用サイトが完成し、理念への深い共感を前提とした質の高い出会いの基盤が確立されました。本プロジェクトは、バリュエンスが大切にしてきた価値観を次世代へ確実に継承し、共に未来を切り拓く仲間を募るための、揺るぎないブランドアセットとなりました。
Credits
Phase1:Corporate Branding
- Project Lead
- 高城 栄一朗
- Brand Strategist
- 渡邊 慶将
- Brand Strategist
- 井上 嵩之 (株式会社AMY)
Phase 2:Graduate Recruitment Web site
- Brand Strategist
- 渡邊 慶将
- Director
- 湖内 慶吾
- Art Director / Designer
- 井出 裕太
- Designer
- 豊田 メル
- Lead Developer
- 角田 雄人
- Lead Front-end / Back-end Developer
- 水澤 志歩
- Front-end Developer(TOP page WebGL)
- 東倉 司 (free-lance)
- Technical Director
- 岩崎 航也
- Front-end Developer(非同期遷移演出 WebGL)
- 大島 涼佑
- Front-end Developer
- 岩下 明日海
- Front-end Developer
- 森岡 良介
- Front-end Developer
- 杉浦 友紀
- Front-end Developer
- 岩井 玄貴
- Front-end Developer
- 阿部 晋也
- Assistant
- 福邉 美波
- Assistant
- 小久保 楓
- Assistant
- 島吉 信之介
- Copywriter
- 水谷 秀明 (C dash․inc)
- Photographer
- 小山 和淳 (free-lance)
- Content Direction / Psychology supervision(診断コンテンツ)
- 佐藤 由紀子 (プロセスジャパン)
- Language Advisor
- 満屋 絵美 (free-lance)