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トヨタファイナンスTOYOTA FINANCE

組織ブランディング

2025

インハウスデザイン組織の役割定義と、成長の仕組み化

概要

トヨタファイナンスのインハウスデザイン組織であるCXデザイングループは、立ち上げ期にあたり、組織としての役割や成長の方向性を明確にする必要がありました。私たちはその初期フェーズに伴走し、デザイン組織が何のために存在し、どの領域で、どのような価値を発揮するのかという役割定義を起点に、成長が継続的に回る仕組みを一体で設計しました。デザイン活用の現在地を可視化し、評価・育成・プロセスが分断されずに機能する構造を整えると同時に、組織成熟と全社浸透を同時に進めるためのロードマップを構築しています。さらに、こうした思想や設計を一過性のものにせず、社内外に継続的に伝えていくため、デザイン組織サイト「TOYOTA FINANCE Design」を制作。組織の存在とスタンスを見える形で実装するところまでを支援しました。

・デザイン組織の役割定義(存在意義・期待値の言語化)
・全社のデザイン活用度合いの理解と、評価フレームの設計(デザインラダー)
・評価制度設計の土台づくり(スキル定義、グレードの考え方、育成連動)
・デザインプロセス設計(リサーチや検証を業務に組み込む前提づくり)
・ロードマップ策定(組織成熟と全社浸透を同時に進めるアクション計画)
・デザイン組織サイトの制作(思想・活動・採用情報を発信する場の実装)

背景

トヨタファイナンスでは、顧客視点の浸透と価値創出を目指し、インハウスデザイン組織の機能強化に取り組んでいました。一方で当初の相談は「デザイナー不足」という表層課題。実態としては、デザイン組織としてどこを目指し、どの案件で、どんな価値を発揮するのかという「道筋」が整理しきれていない状況でした。また、デザインプロセスはデザイナーだけで完結しません。事業部門・IT部門との認識合わせや、協働を成立させるための前提づくりが重要テーマになっていました。さらに、対外的にも「仕事内容や働き方が見えづらい」状態が採用の障壁になっており、情報発信の基盤(採用サイト)が必要という課題も顕在化していました。

目指した姿

本取り組みでは、デザインを単なる制作機能ではなく、事業と組織を前に進める組織能力として扱いました。

全社レベルの向かう先
期待を超える金融サービスで、モビリティ社会の未来とお客様の笑顔を創造する。

CXデザイングループが向き合う問い
デザインはどのようにビジネスに貢献すればいいか?ビジネスの人にデザインを理解してもらうにはどうすればいいか?デザインのプロフェッショナル集団になるにはどうすればいいか?これらの問いを、単なるスローガンではなく現場で回る設計に落とし込むことが真のゴールでした。

支援内容

本プロジェクトは「全社・デザイン組織・個人」の三層で物語を進める設計を採用しました。戦略・プロセス・人材を改善し、継続的成長と適応性を前提に変革を進める立て付けです。

中核に据えたのは、次の二つのモデル。
・全社のデザイン活用度合いを定義するデザインラダー
・デザイン組織の専門性と能力を高める成熟モデル
そして、その設計思想が社内外に伝わり続ける状態をつくるために、最後にデザイン組織サイトとして実装しました。

役割定義
存在意義を、事業・文化・組織の論点で言語化。立ち上げ期にまず必要なのは、正解の提示ではなく、最適化の道を共に模索できる共通言語です。そこで、組織の存在意義と向き合う問いを分解し、プロジェクトごとの指標設計、デザイン理解を促す実験、将来の組織像などを「行動に変換できる形」で整理しました。

全社のデザイン活用度合いの可視化
デザインラダーで、現状と次の一手を構造化する。
NON-DESIGN(活用されていない)
DESIGN AS FORM-GIVING(スタイリング中心)
DESIGN AS A PROCESS(業務プロセスに組み込み)
DESIGN AS STRATEGY(戦略から活用)

デザイン組織の成熟度モデルとロードマップ
成長課題を段階別に定義し、初期の打ち手を時系列へ成熟の到達点とギャップを明確化し、スキル定義・共通価値観・育成・採用・プロセス実験などをロードマップに落としました。

評価制度設計の土台づくり
スキル定義とグレード観を、育成と連動させる評価が属人的になり育成と結びつかない事態を避けるため、スキルレベルに基づく評価と、研修・学習計画を連動させる考え方を整理。個の成長がQCDやプロダクト指標に波及する成長ストーリーまでを設計しました。

デザインプロセス設計
リサーチと検証を、業務に組み込む前提を整える。ユーザー中心の設計、徹底したリサーチ、そして意匠へのこだわり。これらを共通前提として置き、実プロジェクトで試しながら実験知を資産化する方針を明確化しました。

デザイン組織サイトの制作
組織の役割を、社内外に伝わる体験へ翻訳する。設計した役割・スタンス・考え方を、組織の顔として定着させるために、デザイン組織サイト 「TOYOTA FINANCE Design」 を制作しました。 デザインチームの存在や仕事内容が見えづらいという課題に対し、サイトを起点に情報発信を整備。セキュリティ要件や運用面を踏まえ、ノーコードで更新可能なStudioを採用し、エンジニア依存を低減(属人化の解消にも寄与)Studioの標準機能上の制約(例:動画アップロード)に対しては、カスタムコードで演出を実装し、表現品質を担保。
このサイトは Studio Design Award 2024 にてクラフト賞を受賞。「最も細部まで作り込まれている」と評されたWebサイトとして、対外的な評価も獲得しました。

成果

立ち上げ期の組織に、共通言語と判断の物差しが整いました。デザインラダーと成熟度モデルによって、現状と次の打ち手を感覚ではなく、議論できる構造として共有できる状態が生まれています。設計したドキュメントと実装は、その場限りの成果物ではなく、再利用可能な資産として蓄積されました。アウトプットがアセットとして残り、組織内での学習と改善が継続的に回り始めています。共通言語を前提にした対話が可能になったことで、他部署との協働の質が向上しました。デザイン組織としての発言力と信頼が高まり、プロジェクト内外で役割を期待される場面が増えています。また、伝えること自体が仕組みとして整備され、採用や対外発信の基盤が形成されました。デザイン組織サイトを起点に、チームの価値や取り組みを継続的に届けられる状態が整っています。