
浴室暖房乾燥機用・音声ガイド付リモコンのブランドコンセプト再整理・プロダクトデザイン・UI・UX開発
概要
リンナイの浴室暖房乾燥機用・音声ガイド付リモコンのデザインリニューアルにおいて、ブランドコンセプトの再整理からプロダクト/UIデザインのディレクションまで一貫して支援しました。「質実剛健」というリンナイのコンセプトを、現代の住空間に馴染む形で再翻訳。長く使い続けられる端正な佇まいと、誤操作のない直感的な操作性を両立させたプロダクトへと再構築しました。


背景
浴室暖房乾燥機は、ヒートショックの軽減や衣類乾燥、ミストサウナなど入浴空間の価値を広げる設備として2000年の発売以来進化を続けてきました。近年では人感センサーなどの新機能が搭載され、暮らしの中の細かな気遣いまで担う存在へと役割が拡張しています。
一方で、機能の高度化に対してリモコンの設計が追いついていないという課題がありました。機能が複雑になるほど、表示できる情報量や操作の分かりやすさ、誤操作への配慮が重要に。また、脱衣室や浴室に長年設置される設備だからこそ、単なる操作機器ではなく、どんな住空間にも静かに馴染み、使い続けるほどに信頼が深まる佇まいが求められていました。
目指した姿
「リンナイの思想が、日常の操作体験にどう宿るべきか」を問い直し、プロダクトとしての在り方を再定義することが本プロジェクトの核です。機能的であることと、美しくあること。その両立をリンナイらしい価値観でどう実現するかが出発点でした。
支援内容
プロダクトの基盤に、リンナイが大切にしてきた「質実剛健」のコンセプトを据えました。これをデザイン指針として再構築し、以下の方向性で開発を進めています。
<ノイズレスな外観設計>
垂直水平の基調を徹底し、不要なラインや装飾を排除。
プロダクト/UIデザインでは、垂直水平の基調を徹底し、ノイズレスな外観を実現。モノトーンを基調とし、浴室・脱衣室に自然と溶け込む落ち着いた佇まいを目指しています。表示部を上部に集約し、必要な時だけ点灯するブラックアウト仕様で視認性を向上させました。
<情報構造の再設計>
新機能への対応と直感的な操作性の両立。
人感センサーを含む新機能を直感的に扱えるよう、情報構造をゼロから再設計しています。複雑な機能を単純な操作へと落とし込み、ユーザーが迷わずに使える体験を実現しました。
「華美に飾らないシンプルさ」と「使いやすさ」がバランス良く調和した、リンナイらしいプロダクト体験を形にしています。


成果
2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。長く使い続けられる端正な佇まいと直感的な操作性が備わったリモコンが完成。ユーザーからの信頼獲得につながっています。
Credits
Creative Partner
- Creative Director
- 服部 友厚
- Project Manager
- 多田 知弥 (COPILOT Inc.)
- Project Manager
- 船橋 友久 (COPILOT Inc.)
- Brand Director
- 今村 玄紀 (B&H)
- Project Manager
- 金山 健太郎 (B&H)
- Art Director
- 富田 良祐 (B&H)
- Product Designer
- 小林 和生 (B&H)