
創業100年を超え、次の100年を歩むための本社リニューアル
概要
リンナイ本社(名古屋)のエントランス・ロビー、国内・海外ショールーム、各会議室の空間リニューアルを総合的にプロデュースしました。ブランドアイデンティティの再構築からはじまった長期的な協働の延長で、創業100周年を機に「リンナイが目指すべき品質と思想を空間で体験できる場」として本社をアップデートするプロジェクト。日本空間デザイン賞2023Shortlistをはじめ、複数の国際デザイン賞で高く評価されています。

背景
リンナイは2020年に創業100周年を迎え、次の100年へ向けてブランドが体現すべき価値を改めて見直すタイミングにありました。本社の一部老朽化に伴う改修検討が進む中で浮かび上がったのは「訪れる人・働く人が、リンナイの価値観を空間から感じ取れているか」という問いです。世界80ヶ国以上へ事業を展開し、創業以来培ってきた技術と誠実さを礎にプロダクトを磨き続けてきたリンナイ。その姿勢は「質実剛健」という美意識としてデザインに息づいています。一方で企業の顔となる本社空間において、それらが一貫した体験として立ち上がっているとは言い切れない状態でした。
目指した姿
本社を単なるオフィス機能の更新ではなく、リンナイの思想・歴史・未来を「体験として伝える場」へアップデートすること。来訪者には企業理解が深まる導線を、社員にはブランドが目指す品質を日々体感できる環境をつくること。空間そのものをリンナイらしさを語る「メディア」へ変えていくことが本リニューアルの目的です。
支援内容
ブランドの「核」を空間へ翻訳し、「質実剛健」を空間デザインの芯に据え、誠実さ・確かな技術・静かな上質さといった価値を素材・光・動線の設計に反映する方針を明確化しました。多部署との対話による共創として、プロダクト・営業・海外事業など社内横断のチームと議論を重ね、「リンナイらしさとは何か」を共通言語として抽出。空間全体が「ブランドの実体験」となるよう設計思想へ落とし込みました。プロジェクト全体のディレクションとして、パートナーの選定からプレゼン同席、意思決定の整理、工事フェーズの伴走まで統括。ブランドの世界観が崩れないよう品質コントロールを徹底しています。全体方針の設計から意思決定の伴走まで一貫して関わり、本社空間全体がリンナイの価値を体験させる設計へとアップデートしました。







成果
創業100周年を機に「リンナイが目指すべき品質と思想を空間で体験できる場」へアップデートされました。日本空間デザイン賞2023Shortlistをはじめ、複数の国際デザイン賞で高く評価され、リンナイの価値観が空間から感じ取れるようになっています。
Credits
Creative Partner
- Creative Director
- 服部 友厚
- Producer, Project Management, Team Management
- 船橋 友久 (COPILOT Inc.)
- Brand Direction, Strategic Planning, Architecture Direction, Interior Styling, Book Direction
- 今村 玄紀 (B&H Inc.)
Design Partner
- 設計
- 丹羽 浩之 (void.Co.,Ltd.)
- 設計
- 白井 健太郎 (void.Co.,Ltd.)
- 設計
- 篠元 貴之 (void.Co.,Ltd.)
Technical Partner
- 施工
- 二野 雄介 (TANSEISHA Co., Ltd.)
- 施工
- 堤 雅彦 (TANSEISHA Co., Ltd.)
協力
- 設備設計
- 山本勝己 (三岳工業株式会社)
- 設備設計
- 古川幸佑 (三岳工業株式会社)
- 照明計画
- 井上裕樹 (PMC株式会社)
- 照明計画
- 大岩利勝 (PMC株式会社)
- 家具
- 中村太門 (株式会社ナカグ)
- 造園
- 鳥居隆一郎 (株式会社鳥居造園)
- 竣工撮影
- Tololo studio