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ACSL SOTENACSL SOTEN

製品・サービスブランディング

ビジョンを起点に、コーポレートと接続するプロダクトブランディング

概要

「SOTEN(蒼天)」は、ACSLが開発した国産の小型空撮ドローンです。産業・公共領域での活用を前提に、自律制御、セキュリティ、画像解析といった複数の技術を統合し、安全性と信頼性を軸に設計されています。スタジオディテイルズは、本プロダクトを単体の製品としてではなく、ACSLのビジョンと技術思想を具現化する存在として捉え、プロダクトブランドの設計から実装までを支援しました。目指したのは、コーポレートブランドと断絶しない、一貫した価値の提示です。

背景

小型空撮ドローンの市場では、機体性能や価格、用途の違いが前面に出やすく、製品ごとの差異がスペック比較に回収されがちです。その結果、「なぜそのプロダクトが選ばれるのか」という判断軸が見えにくくなる構造があります。ACSLはすでに、企業としての技術思想と信頼を積み重ねてきました。一方で、新たなプロダクトを市場に投入するにあたり、その思想が製品単体の文脈でも正しく伝わる状態をつくる必要がありました。求められていたのは、プロダクトを起点にしても、ACSLという企業の考え方が自然に立ち上がるブランド設計でした。

目指した姿

本プロジェクトで目指したのは、SOTENを「新製品」ではなく、ACSLのビジョンを体現する一つの回答として位置づけることです。
コーポレートブランドで培われてきた、

  • 技術を誇示しない姿勢
  • 社会インフラを支える責任感
  • 国産であることを前提条件として捉える考え方

これらをそのままプロダクトに引き継ぐのではなく、SOTENという文脈で再解釈し、具体的な価値として定義することを重視しました。企業とプロダクトが別々に語られるのではなく、同じ思想の延長線上に存在する構造をつくる。それが、本プロジェクトのゴールです。

支援内容

プロダクトの位置づけ設計SOTENの機能や用途を整理するにあたり、「何ができるか」ではなく「どの価値を担うべきプロダクトか」という観点で再定義を行いました。自律制御、セキュリティ、画像解析といった技術要素は、個別に語る対象ではありません。総合的な技術基盤によって成立する、信頼性の高い国産ドローンという位置づけに集約しています。

ブランド・クリエイティブ設計
コーポレートブランドのトーン&マナーを前提に、ロゴ、Web、映像、各種ビジュアル表現を一貫した世界観で設計しました。プロダクト単体の視覚的な強さを追うのではなく、ACSLという企業の延長として自然に受け取られる表現を優先しています。

コーポレートとの接続設計
SOTENを起点にACSLを知る人と、既に企業を知っている人。どちらの視点でも違和感が生まれないよう、情報の階層と語り口を調整しました。プロダクトとコーポレートが相互に価値を補強し合う関係性を、設計として成立させています。

成果

本プロジェクトを通じて、SOTENは

  • スペック比較に依存しない、明確なプロダクトアイデンティティ
  • コーポレートブランドと連続性を持つ、一貫した世界観
  • 産業・公共用途において前提となる信頼感

を獲得しました。
SOTENは、単なる製品ラインアップの一つではありません。ACSLの技術思想とビジョンを、具体的な形として提示するプロダクトとして、市場に位置づけられています。