
概要
ナトコ株式会社は、塗料とファインケミカルの領域で研究開発とデザインを両軸に表面技術を磨き続けるメーカーです。創業75周年を機にコーポレートサイトとブランドムービーを刷新しました。
企業の核となるミッション「表面の進化」を軸に、これまで十分に伝わっていなかった技術の幅広さ、研究姿勢、デザイン力を、明確な言語と共通認識へ変換する。ここからプロジェクトがスタートしています。

背景
ナトコは、技術・開発力・意匠性のいずれも国内屈指であるにも関わらず、社外からは「塗料メーカー」に留まって見られやすい課題がありました。
研究所とデザイン室が両軸で存在するユニークな体制、表面に機能や意匠を与えることでプロダクトを進化させる開発力、クライアント課題を起点に試作から検証、量産まで伴走できる組織性。これらの強みが十分に可視化されておらず、新規顧客や採用の場でも「ナトコの本質的な価値が言葉では伝わらない」という構造的課題がありました。
目指した姿
「表面の進化」をつくる会社としての再定義。研究とデザインが両輪で機能する唯一の体制であることを訴求し、クライアント課題を「共創」で解決する開発パートナーとしてのポジション確立を狙いました。
支援内容
ヒアリングと現地視察を重ね、ナトコの価値を3つに整理。ナトコは「表面の進化」をつくる会社であること。研究とデザインが両輪で機能する唯一の体制。クライアント課題を「共創」で解決する開発パートナー。
これらの価値を「言葉」「視覚」「体験」に一気通貫で落とすことを基本方針に、冒頭から段階的に理解が深まる構造を採用しました。
<メッセージ設計>
企業の正体を伝える3層構造。英語コピー「Cover the world with unique ideas.」で世界観を直感的に示し、日本語コピー「表面の進化で、よりよい社会をつくる会社。」で企業の正体を端的に伝え、イントロ「塗料は、塗料を超えていく。」で技術の本質を表現しました。サイト冒頭では、抽象形状が塗られていくモーション演出により「表面の進化」というコンセプトを表現。ムービーでは「まだ塗られていない表面」から「価値が宿っていく過程」を実写で描き、働く社員の一日を軸に研究の検証、デザイン検討、工場の塗装プロセスを配置。技術を支える「人」の存在を伝える体験設計を行いました。
<情報設計の刷新>
研究・デザイン・工場を整理することで、技術の全体像がひと目で理解できる構造へ変更。ケイパビリティと2030ビジョンは体系的に整理し、理解しやすい構造へ統一しています。



成果
社外からの認識が「塗料メーカー」から「表面技術企業」へと転換。ナトコの本質的な価値が言語化されたことで、新規顧客および採用における企業価値の伝わり方が改善されました。
Credits
Web
- Director
- 福田 悠斗
- Director
- 北川 パーヤン
- Art Director
- 野澤 美菜
- Illustrator
- murakamina
- WebGL / Front-end Developer
- 代島 昌幸 (Calmhectic inc.)
- Development Director
- 八木 彩香 (STUDIO SPOON)
- Front-end Developer
- 庄野 響 (STUDIO SPOON)
- Front-end Developer
- 本多 佳羽 (STUDIO SPOON)
- Front-end Developer
- 遠藤 龍平 (STUDIO SPOON)
- Back-end Developer
- 藤井 直矢 (STUDIO SPOON)
- Back-end Developer
- KANG YUCHAN (STUDIO SPOON)
- Technical Director
- 中村 明史 (STUDIO SPOON)
- Photographer
- 砺波 周平 (フリーランス)
Movie
- Director
- 阿部 友紀子 (qomunelab co.,ltd.)
- Producer
- 小堀 允義 (qomunelab co.,ltd.)
- Cinematographer
- 北村 晋也 (qomunelab co.,ltd.)
- Camera Assistant 1st
- 加来 伯石 (qomunelab co.,ltd.)
- Camera Assistant 2nd
- 鈴木 雄大 (qomunelab co.,ltd.)
- Narrator(EN)
- エミ・エヴァンス (FreeWave)
- Sound Engineer
- 堀元 小枝 (rSTUDIO)